色紙の書き方:座右の銘や格言を毛筆で書くには?

自分の座右の銘を色紙に書いて飾っておきたい。
書道を習っているなら、こんな事を思っている方も多いのでは?

でも実際に色紙に書道で字を書く場合にはどうすればいいのか。
注意点をまとめてみました。

色紙は基本的に縦長に使う

市販されている色紙は21×18cmと27×24cmの大小2種類あります。
ほぼ正方形なのですが、実際にはちょっとした長方形になっています。

そして色紙は基本的に縦長の状態で使います。
理由は市販されている額縁に入れることができるから。

文字のバランスを考えると横長に使いたい、ということもあるでしょうし
そんな時には横長で使っても大丈夫です。

ただ大きなサイズの場合、市販の額縁に入らないのでそこは割り切りましょう。

色紙の裏表、上下に気をつける

色紙にも表と裏、上と下が基本的には決まっています。
文字を書く時にはこの表裏と上下にも注意をしましょう。

一般的には色紙の表面は模様がある方、と言われています。
これには諸説あるのですが・・・

表面が白い、模様がない場合は裏面に金や銀の砂子が装飾されているはず。
間違えないように注意しましょう。

上下に関しては、模様があればそれを見て判断します。
雲形模様なら空間が広いほうが上、グラデーションなら色の濃いほうが上などです。

無地や連続した模様の場合は上下がありません。

書き方は半紙と同じ

実際に書く場合、基本的には半紙に書くときと同じ書き方をします。
右上から字を埋めていく、ということになります。

半紙とはサイズが違うので、文字の大きさや文字数に注意が必要になります。
それと色紙の場合は文字の他に余白や模様との兼ね合いにも注意が必要です。

模様がある色紙なのに、それをすべて文字で消してしまってはもったいないです。
また画面いっぱいに文字を書いても読みにくいですし、見た目も悪くなります。

書道として色紙に文字を書く場合には、出来上がりも計算して見た目を考える
ということも重要になります。

色紙によく書かれる座右の銘、金言、格言

座右の銘として書かれている有名人の金言、格言などを集めてみました。
実際に色紙に書くときの参考にしてください。

  • 百里の道も一歩から
  • おもしろき こともなき世を おもしろく
  • 必死に生きてこそその生涯は光を放つ
  • 足るを知る
  • 敬天愛人
  • 一生懸命
  • 人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり
  • 太陽が輝く限り、希望もまた輝く

これはほんの一部ですが、多くの金言、格言は今でも残されています。
その中から自分の座右の銘を見つけるのも面白いかもしれません。

四文字熟語やことわざなども色紙に書かれる言葉としては一般的です。
そちらから探してみるのもおすすめです。