うるう年の真実!

今年の2月は28日までしかないのでうるう年ではありませんね。うるう年は4年に1回、まるでオリンピックのようにやってきますが、なぜこのようなことが起こるのかご存知でしょうか。

1年は365日。これは地球が太陽のまわりを1周するのにかかる時間です。けれども、実際には565.2422…日、つまり、ほんの少しだけ多くかかっているため、この誤差を4年ごとに1日加えることで修正しているというわけです。

ここまでならご存知の方も多いのかもしれませんが、実はこれにはまだ先があります。実は4年に1度1日多くするとほんの少しだけ加えすぎになってしまうのです。このズレは400年に3日と言われています。そして、そのズレを修正するために400で割り切れない100の倍数の年をうるう年にしていないそうですよ。本来ならうるう年にすべきところをしないんです。今からですと、2100年、2200年、2300年は本来ならうるう年になるはずですが、平年になり、この年を挟むと4年ではなく8年後にうるう年が来る。この修正によって、ズレが1万年に3日とかなり少なくなるというわけです。

では、なぜ2月に調整するのか…。そもそも暦はローマが起源であり、その頃のローマでは1年の始まりが3月でしたので、最後の月の2月で帳尻を合わせたようですね。ではなぜ2月は30日ではなく29日しかないのでしょうか。ローマでは31日まである月を「大」、30日までの月を「小」としていましたが、皇帝になったアウグストゥスが自分が生まれた8月が小の月であることに激怒して、2月から1日もってきたのだとか…。何とも個人的な理由で驚きますね(^^;

そして、よく議論されるのがうるう年に生まれた人の誕生日。中には4年に1歳しか年を取らないから羨ましいなんていう人がいるかもしれませんが、実際のところ、3月1日で届け出をする人がほとんどのようです。もちろん2月29日で届け出をするケースもありますが、何だかややこしくなりそうですね。