自分の書いた文字が好きな人もいれば嫌いな人もいるでしょう。けれども、上手い、下手に関わらず、筆跡にはその人それぞれの人柄がでると言われています。それはただ単に文字の大きさだけではなく、線の長さや突き出し方、はね方、払い方など人柄を表す特徴がたくさんあるのです。
たとえば、「大」という文字を書いてみましょう。二画目の線がたくさん上に突き出している人はトップに立ちたい、リーダーシップをとりたいという思いが強い、反対に突き出し方が短い人は控えめで陰から人を支えたいという性格だと言われています。
また「口」という文字を書いた時、一画目と二画目の接点が閉じている人は真面目で堅実、反対に開いている人はコミュニケーション能力が高く、社交的だということです。そして、右上の角が角ばっていればルールをしっかり守るタイプ、丸っこい場合はルールに縛られず自由にしたいというタイプだと言われています。
他にも「へん」と「つくり」の間隔を見るだけで発想の豊かさや度量の大きさもわかります。間隔が広い場合は情報や知識を積極的に受けいれられので、多くの人の意見を聞き、それらをまとめる力があるのでチームで何かをする際にとても重宝されます。反対に間隔が狭い場合は少し閉鎖的で自分の世界を持ったこだわり派が多いようです。ですから職人気質な技術職に向いているようですね。
これらはほんの一例ですが今は本屋さんに行けば筆跡と性格に関する興味深い書籍がたくさんありますよ。もちろん、すべてが当てはまるわけではありませんが、自分の知られざる性格を知ることができるかもしれませんよ。中は向いている職業まで教えてくれるものもあるので面白そうですね。まずは何も考えず「大」と「口」を書いてみてはいかがでしょうか。