手紙には万年筆を!

手紙を書きたいけれど文字に自信がないから書くのをためらってしまうという人も多いのではないでしょうか。確かに美しく整っていない自分の文字を見た時、とても残念な気持ちになるかもしれません。しかし、それはあくまでも手紙を出す側のこと。実は受け取る側は文字の美しさにはあまりこだわっていないのです。もちろんキレイな文字は読みやすいでしょう。でも、手紙はいかに相手に自分の気持ちを伝えられるかが重要ですし、相手が重視するのは手紙の内容です。しかも心を込めて丁寧に書いたかどうかはしっかりと伝わるもの。ですから、文字がうまくないからといって手紙を書くことをあまり敬遠する必要はありません。

それでも少しでも字を上手に見せたいという人にはボールペンではなく断然万年筆をおすすめします。インクで書く万年筆の文字は独特の味わいがある文字に見せてくれるからでしょうか、普段より少し文字がキレイに見えるから不思議です。

また万年筆のペン先は力の入れ具合によって太さを変えられるところが特徴です。その特徴を利用して力を入れて太めに、そして文字を大きめに書くことが大切です。そして、万年筆のいいところはインクの色が選べるところです。おすすめは青いインク。なぜなら黒よりも柔らかい雰囲気を演出できますし、明るく若々しい印象を与えてくれるからです。

さらに一口に青と言っても一色ではなくいろいろあり、メーカーによっても微妙に違います。最近では黒に近いブルーブラックが人気色です。黒でも青でもない中間的な色はおしゃれ感が漂いますからね。もし可能ならいろいろなタイプの青いインクを揃えて、その日の気分や送る相手によって変えてみるとよいでしょう。